Q1:胃がんの自覚症状はいつから出始めますか?
A1:一般的な胃がんの場合、粘膜層にとどまる早期段階(ステージ1)では無症状がほとんどです。がんが筋層深くへ進展するステージ2〜3以降や、病変部から持続的な出血・狭窄が起きた段階で、胃痛や食欲不振、黒い便などの自覚症状が顕在化します。
Q2:胃がんによって食欲不振や吐き気が起きる具体的な理由は何ですか?
A2:胃の出口付近にがんができると食べ物の通過が物理的に妨げられ、胃内に停滞することで強い吐き気や嘔吐が起こります。また、がん細胞が分泌する炎症性サイトカイン(悪液質物質)が脳の満腹中枢や自律神経に作用し、食欲そのものを著しく減退させるためです。
Q3:ステージ4と診断されたら本当に手遅れで治らないのでしょうか?
A3:完全な根治(完治)を達成する確率は低くなりますが、「何も治療法がない」という意味の手遅れではありません。近年は免疫チェックポイント阻害薬やHER2・CLDN18.2などを標的とした分子標的薬の登場により、腫瘍を大幅に縮小させ、長期にわたり普段通りの生活を維持できるケースが増加しています。