うーんマンダム元ネタと誕生秘話|昭和を席巻した「男の世界」の真相

うーんマンダム元ネタと誕生秘話|昭和を席巻した「男の世界」の真相

うーんマンダム元ネタと誕生秘話|昭和を席巻した「男の世界」の真相の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

「うーんマンダム」が放った強烈な美学は、昭和のテレビカルチャーにとどまらず、平成・令和のサブカルチャーへと脈々と受け継がれています。その代表格といえるのが、荒木飛呂彦による傑作漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』に登場する屈指の人気キャラクター、リンゴォ・ロードアゲインです。

リンゴォが操るスタンド(特殊能力)の名称はまさに「マンダム」であり、その能力は「時計の秒針を巻き戻すことで、正確に時間を6秒間だけ戻す」というものです。さらに彼が標榜する哲学「真の男の世界(男の世界への道)」は、ジェリー・ウォレスのCM楽曲の邦題そのものへのダイレクトなリスペクトとなっています。

リンゴォは対決の最中、精神の潔白さと己の矜持を貫くために命を賭け、主人公たちに対して「男の世界」の美学を問いかけます。荒木飛呂彦は昭和のマンダムCMが提示した「荒野で孤独に佇み、誰の助けも借りずに己の責任のみで生きるタフガイ像」を、現代的な実存主義のバトルへと見事に昇華させたのです。

これ以外にも、80年代から90年代にかけてはビートたけしやタモリ、ダウンタウンといった大物芸人たちがコントの中で顎を撫でる仕草をこぞってパロディ化しました。「渋い男らしさを気取るが、周囲からは滑稽に見える」というメタ的な笑いの定型フォーマットとして定着したことも、このフレーズが世代を超えて死語にならず生き残った大きな要因です。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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