前照灯の基本はハイビーム?車検新基準と知られざる違反の落とし穴

前照灯の基本はハイビーム?車検新基準と知られざる違反の落とし穴

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2026年8月以降、過渡期を経て完全定着したのが「車検における前照灯試験の全車ロービーム計測」です。かつてはロービームで基準に達しない場合、ハイビームでの測定に切り替えて合否を判定する経過措置が認められていましたが、現在は原則としてすれ違い用前照灯そのものの性能が厳格に問われます。

指定工場や認証工場の現場整備士からは「これまで通っていた車両が突如車検に落ちる事例が増えた」という報告が相次いでいます。主な原因は、ヘッドライトカバー(ポリカーボネート樹脂)の紫外線劣化による黄ばみ・白濁で光量が落ちるケースや、バルブ交換時の光軸のズレです。特にロービームは照射範囲の上部に光を遮る「カットオフライン」が必要であり、この境界線が曖昧になると検査機器が適正なエルボー点(カットラインの屈折点)を認識できず不合格となります。

検査項目詳細・数値データ保安基準の要件編集部の見解・現場評価測定方式すれ違い用前照灯(ロービーム)計測原則全車ロービーム判定旧車や経年車は事前のレンズ研磨やバルブ新調が必須水準。光度(明るさ)1灯あたり6,400カンデラ(cd)以上最高光度点での測定安価な社外LEDバルブで配光が散ると光度不足に陥りやすい。灯火の色白色(左右同色)平成18年以降の登録車は白色のみ青みが強すぎる高ケルビン(7000K超等)は現場で弾かれる。配光特性・光軸明確なカットオフラインとエルボー点左側上がりの適正配光海外仕様(右側通行用)の並行輸入ライトは即不合格となる。
中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。