結論から言えば、「手持ち撮影による広角歪み」「不自然な影」「過度な美肌加工」がある写真は、採用担当者や審査官に高確率で見抜かれます。特にスマートフォンを手に持った状態で腕を伸ばして撮影すると、レンズの広角特性によって顔の中央(鼻など)が強調され、フェイスラインが外側に引っ張られる特有のパースペクティブが生じるためです。
採用の現場では、人事担当者が候補者の「ビジネスマナー」や「誠実さ」を写真の第一印象から無意識に読み取る心理的傾向(ハロー効果)が働きます。明らかに部屋の壁際で適当に撮ったと分かる転職の履歴書写真におけるスマホ自撮りは、「熱意が足りない」「雑な仕事をする人物ではないか」というバイアスを生むリスクを孕んでいます。
一方で、三脚を用いてカメラと被写体の距離を1.5m以上離し、適切なライティングと背景処理を施した証明写真の自撮りスマホ撮影であれば、写真館で撮影したものと肉眼で判別することは極めて困難です。つまり、「自撮りだからバレる」のではなく、「自撮り特有の雑さや歪みを放置しているからバレる」というのが現場のリアルな実態です。