国内マッサージチェア市場で常に双璧を成すのが、フジ医療器とパナソニック(リアルプロシリーズ)です。両社の設計思想には、開発のアプローチにおいて明確な違いが見られます。
フジ医療器は「整体師の拇指圧と関節ストレッチ」を徹底追求しており、強い力でグッと押し込みながら筋膜を捉えるアプローチを得意とします。駆動モーターのトルクが太く、頑強なメカフレームが体をがっちりとホールドするため、ハードな筋肉疲労を抱えるユーザーから圧倒的な支持を集めています。
対するパナソニックのリアルプロは、「親指の繊細なこね揉み」と「ヒューマンハンド温感」が代名詞です。高速三次元駆動メカを駆使し、ミリ単位で筋肉の細部を優しくほぐしていく設計となっており、ソフトな肌当たりと滑らかなタッチを好む層に好まれる傾向があります。
「ガツンと芯まで効かせたいならフジ医療器、繊細に優しく揉みほぐされたいならパナソニック」という棲み分けが、業界関係者の間でも共通の評価となっています。