継国巌勝はなぜ黒死牟に堕ちたのか?縁壱への嫉妬と400年の悲哀の真相を徹底解説

継国巌勝はなぜ黒死牟に堕ちたのか?縁壱への嫉妬と400年の悲哀の真相を徹底解説

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継国巌勝が鬼になった最大の要因は、単なる力の渇望ではありません。そこには「痣(あざ)を発現させた者は25歳を迎える前に死ぬ」という過酷な宿命がありました。

鬼殺隊の草創期、呼吸の使い手たちが次々と痣を発現させ、飛躍的な身体能力を手に入れた代償として、20代半ばで次々と命を落としていきました。巌勝もまた痣を発現させており、残された時間はごく僅かでした。自分に残された時間が尽きれば、技を極めることも、弟・縁壱の背中に追いつくことも永遠に叶わなくなります。

そんな絶望の淵に現れたのが、鬼の始祖である鬼舞辻無惨でした。無惨は巌勝の内に渦巻く焦燥と執着を見抜き、「鬼になれば無限の生を得られる。技を極める時間は幾らでもある」と甘言を弄します。「武の極みに至りたい」「弟の領域に到達したい」という純粋な求道心が、寿命への恐怖と結びついた結果、巌勝は鬼殺隊の同胞を裏切り、無惨の血を受け入れて鬼・黒死牟となったのです。

しかし、この決断の皮肉さは、60年の歳月を経て再会した老いた縁壱の姿によって浮き彫りになります。痣を持ちながらも80歳を超えて生き永らえ、全盛期と変わらぬ神技を振るう弟。巌勝が人間性を捨ててまで克服しようとした「25歳の寿命」という限界すら、縁壱にとっては最初から存在しない例外であったという残酷な現実は、黒死牟の心を狂おしいほどの怒りと屈辱で満たしました。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。