藁焼きポロ次郎のメニューを開くと、東北の豊かな海の幸と大地の恵みがずらりと並びます。その頂点に君臨し、来店客のほぼ100%が注文するのが名物の「カツオの藁焼き」です。気仙沼や三陸沖をはじめとする産地から直送される鮮度抜群のカツオを、注文が入るごとに専用の焼き場で一気に焼き上げます。藁特有の力強い燻煙香が魚の表面を包み込み、皮目はパリッと香ばしく、断面は吸い付くようなレアの質感が保たれています。粗塩とニンニク、ワサビを添えて口へ運べば、脂の甘みとスモーキーな風味が渾然一体となり、一般的なカツオのタタキとは一線を画す余韻が広がります。
そして魚と並ぶもう一つの金字塔が「仙台牛藁焼き」です。宮城が世界に誇る最高ランクA5・B5指定の仙台牛を、贅沢にも豪快な藁火で炙り上げます。強火で外側を瞬時に焼き固めることで、上質な和牛特有の肉汁と芳醇な不飽和脂肪酸の旨味を完全に閉じ込める職人技が光ります。口に含んだ瞬間に解けるような柔らかさと、後から鼻腔を抜ける藁の香気は、一度味わうと記憶から離れません。
さらに料理を引き立てるパートナーとして、宮城を中心とした日本酒銘柄のラインナップは圧巻です。「伯楽星」「日高見」「宮寒梅」といった全国に名を轟かせる宮城の地酒はもちろん、季節限定の希少な隠し酒まで常時豊富に取り揃えられています。例えば、香ばしいカツオにはキレ味鋭い辛口純米酒を合わせ、濃厚な仙台牛には米の旨味がどっしりとした純米吟醸を提案するなど、スタッフによるペアリングの的確さも食の満足度を底上げしています。