これまでバッテリー駆動の洗浄機といえば、せいぜい網戸のホコリを飛ばすか、泥だらけの長靴をすすぐ程度の代物と見なされていた。吐出圧力は2〜3メガパスカル(MPa)程度。頑固にこびりついたコケや油汚れの前では無力に等しかったのが現実だ。ところが、ここ数カ月で登場したフラッグシップ機は常用吐出圧力8〜10MPa以上、最大許容圧力では12MPaを超える数値を叩き出している。
この変化は日曜大工の領域にとどまらない。足場が悪く電源の確保が難しい建築現場、あるいは配線が作業の致命的な邪魔になるソーラーパネルの定期清掃現場など、プロの最前線でコードレス機の導入が雪崩を打って進んでいる。かつてTBSテレビ系列の経済番組『がっちりマンデー!! (TBSテレビ)』でも特集され脚光を浴びた「業界の常識を覆すニッチな開発力」が、いまやグローバル市場のスタンダードを再定義しようとしているのだ。