加藤雅也のキャリアの原点を語る上で外せないのが、1980年代半ばから巻き起こったメンズファッション誌の黄金期です。1986年に創刊された『MEN'S NON-NO(メンズノンノ)』において、彼は阿部寛とともに創刊号の表紙やメイングラビアを飾り、瞬く間にトップモデルとしての地位を確立しました。
身長183cmという日本人離れした抜群のプロポーションと、彫刻のように端正な目鼻立ち。その圧倒的なビジュアルは国内にとどまらず、本場フランスのパリ・コレクション(パリコレ)のランウェイを歩く快挙へと繋がります。アジア系男性モデルの海外進出が極めて珍しかった時代において、彼の存在はまさにパイオニアでした。
現在でもネット上で当時の若い頃の写真や画像が拡散されるたび、「昭和・平成初期にこの完成度は異次元」「今のK-POPアイドルや若手俳優とも違うクラシカルな男前」と驚嘆の声が寄せられています。加藤雅也が放っていたオーラは、単なる流行のモデルという枠を完全に凌駕していました。