生食の難しさがある一方で、適切な調理法や名門パティスリーの手にかかったハスカップに対する世間の評価は熱狂的です。SNSや大手レビューサイト、掲示板等に寄せられた生のユーザーインサイトを精査すると、明確なパターンが浮き彫りになります。
「北海道旅行の際に農園で食べた完熟ハスカップは、酸っぱさの奥に野生味あふれる芳香があって衝撃を受けた」「現地で朝摘みされたものをその場で食べる体験は別格」といった、産地直撃組の絶賛コメントが目立ちます。一方、通信販売で冷凍果実を取り寄せたユーザーからは、「冷凍のままヨーグルトに入れるとアイス感覚で最高」「甘ったるいベリー系が苦手な自分にとって、このキレのある酸味は唯一無二」という声が数多く投稿されています。
つまり、消費者の間で評価が二極化するのは「ハスカップに何を期待しているか」のメンタルモデルの違いです。皮ごと甘い果汁が溢れるマスカットや輸入ブルーベリーのような「単体完結型の甘味果実」を求めた層は落胆し、レモンやラズベリーのように「酸味のアクセントと濃密な色素、複雑味を料理やスイーツに付加する高級素材」としてアプローチした層は、熱烈なリピーター化しています。