実際にファッションの現場では、どのようなアレンジが受け入れられているのか。都内のセレクトショップ店員へのヒアリングやSNS上のコミュニティ検証を行うと、性別や着用シーンによって明確な志向の違いが浮き彫りになった。
まず男性層の動向を追うと、パーカー紐おしゃれメンズの間では「装飾過剰に見えないこと」が絶対条件となっている。20代後半の男性アパレルスタッフは次のように語る。
「花結びや大きなリボンは、メンズスタイルだとどうしても首元だけ浮いてしまいがちです。いま支持されているのは、さりげない八の字結びや、先端をコンパクトにまとめる結び方。何もしていないようで実は計算されている、というミニマリズムが好まれます」
一方のレディース層では、オーバーサイズのゆったりしたパーカーに、繊細な結び目を合わせるギャップが人気を博している。SNS上では「フード紐を花結びにするだけで、メンズライクなスウェットが一気にガーリーに化ける」「カフェ巡りの写真で顔まわりが映える」といったリアルな声が多数寄せられている。自身の骨格や顔立ち、そしてコーディネート全体の「甘さ」と「辛さ」のバランスを見極めて結び方をチョイスすることが重要だ。