奇跡の酒「獺祭 島耕作」誕生の真相と驚きの中身!現在の価値を追う

奇跡の酒「獺祭 島耕作」誕生の真相と驚きの中身!現在の価値を追う

話題沸騰中の 奇跡の酒「獺祭 島耕作」誕生の真相と驚きの中身!現在の価値を追うについて、多角的な視点をご紹介しています。

「獺祭 島耕作」が世に出た背景には、2018年7月に発生した平成30年7月豪雨(西日本豪雨)による甚大な被害があります。山口県岩国市の山間部に蔵を構える旭酒造は、近くを流れる錦川の氾濫と土砂崩れに見舞われ、製造プラントの浸水や長期にわたる停電という致命的な打撃を受けました。

日本酒造りにおいて、発酵タンクの厳密な温度管理は生命線です。停電によって冷却装置がストップしたことで、発酵中のもろみは旭酒造が誇る完璧な温度コントロールを外れてしまいました。電気の復旧後、搾られた酒は十分に美味しい品質を保っていたものの、蔵元が掲げる「獺祭」としての厳格な出荷基準をクリアすることができず、本来であれば廃棄処分を余儀なくされる状況に追い込まれたのです。

丹精込めて育てた米と酒を無駄にしたくないという蔵人の想いと、甚大な被害を受けた地元への支援を両立させるため、旭酒造が下した決断が「別銘柄としての緊急チャリティ販売」でした。この前代未聞のプロジェクトが、奇跡のコラボレーションの出発点となったのです。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。