宝の麩の魅力に触れると、金沢の伝統的な麩文化そのものへの関心が高まります。石川県金沢市尾張町にある加賀麩 不室屋 本店は、藩政期の趣を残す格子造りの町家建築であり、金沢を訪れる文化人や食通が必ず立ち寄る聖地となっています。
本店近隣の「不室茶屋」や駅構内の「茶寮 不室屋」では、伝統の加賀名物 生麩料理をコース仕立てで堪能できます。職人が丹念に練り上げた生麩のモチモチとした官能的な食感、粟麩・胡麻麩の豊かな風味、治部煮(じぶに)に代表される郷土の滋味は、他では味わえない唯一無二の体験です。
また、金沢百番街や富山、大阪などで展開されている不室屋のカフェメニューも若い世代を中心に話題を集めています。「生麩パフェ」や「白玉生麩ぜんざい」、さらには「生麩カツレツ」や「ふやき御汁弁当」など、伝統食材を現代的なカフェスイーツや軽食へ昇華させたメニューは連日行列を作る盛況ぶりです。
首都圏在住の方にとって嬉しいのが、不室屋の東京店舗の充実ぶりです。日本橋三越本店、銀座三越、伊勢丹新宿店、池袋西武、渋谷ヒカリエ、さらには東京ミッドタウン(六本木)のサントリー美術館内カフェ「カフェ かゞふ不室屋」など、都心の主要ターミナルに直営店を構えています。急な手土産が必要になった際にもデパ地下で即座に調達できるほか、公式オンラインショップによる通販・お取り寄せ体制も整備されており、熨斗(のし)や名入れ、仏事用包装にも細やかに対応しています。