ピンをしっかり押し込んでいるつもりなのに、なぜかトレイが数ミリも動かない、あるいは数ミリ浮き上がったものの途中で引っかかって引き抜けないというアクシデントも存在します。こうしたiPhone SIMカードが取り出せない理由と真相を探ると、大きく分けて3つの要因が浮かび上がってきます。
1つ目は、トレイ内部でSIMカードがわずかに傾き、外枠のフチに引っかかっているケースです。2つ目は、長年の使用によって微小なホコリや手垢、皮脂汚れが付着し、トレイ外周の防水パッキンが本体フレームに密着・固着してしまっているケース。そして3つ目は、ピンを差し込む角度が斜めになっており、内部の小さな押し出し金具(シーソー型のイジェクトレバー)に正確な圧力が伝わっていないケースです。
このようなiPhone SIMトレイが開かない時の対処法として、まずはiPhoneを平らで滑りにくいテーブルの上に置き、ピンがトレイ面に対して完全に直角(垂直)に立っているかを目視で再確認してください。本体を手で握ったまま押し込むとピンが傾きやすいため、端末を固定した状態で、ピンの頭を硬い机の角などで均等に押し込むと、固着していたトレイが正常に外れることがあります。もしトレイがほんの少しだけ顔を出した状態で引けない場合は、無理にペンチなどで強く引っ張らないでください。内部の金属端子が曲がってSIM読み取りスロット自体が再起不能になる恐れがあるため、どうしても動かない時は速やかにApple Storeや信頼できる正規サービスプロバイダへ持ち込むのが賢明な判断です。