フィジー全土の面積の約半分を占め、人口の大半が暮らしているのが最大の島ビティレブ島(約1万411平方キロメートル、四国の半分強の広さ)です。旅行者がまず把握すべきは、西の玄関口「ナンディ」と東の首都「スバ」の地理関係です。
日本からの国際線が発着するナンディ国際空港は島の西海岸にあります。空港周辺はフィジー最大の観光拠点となっており、大型リゾートホテルが集まる人工島「デナラウ島」や、バックパッカーや長期滞在者に人気の「ワイロアロアビーチ」が車で15〜20分圏内に広がっています。多くの観光客はナンディを拠点に離島へ渡るか、周辺のホテルに滞在します。
一方、政治・経済の中心地である首都スバは、ナンディから見て島の反対側、南東海岸に位置しています。ナンディからスバへの移動距離は約200kmあり、美しい海岸線沿いを走る幹線道路「クイーンズ・ロード」を経由して車や長距離バスで約3時間半〜4時間を要します。スバは英国植民地時代の面影を残す歴史的建造物や南太平洋大学、行政機関が集まる都市部であり、ビーチリゾートのナンディとは全く異なる都会的な表情を持っています。