原作者の岸本斉史は、少年漫画の歴史に燦然と輝くバトルロジックを確立した。力押しのパワー勝負ではなく、印の設置、位置関係の把握、相手の心理的隙を突くといった緻密な駆け引きが描かれる点に、作品ならではの奥深さがある。
その遺伝子は『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS』の世代にも脈々と受け継がれている。科学忍具や異次元の脅威が立ちふさがる現代の展開においても、時空間を超える戦術の基本理念は物語のキーとして機能し続けている。新時代の忍たちが過去の遺産をどう再解釈し、新たなバトルスタイルへと昇華させるのかが大きな見どころだ。