劇場公開から長い年月が経過した現在でも、SNSや映画レビューサイトでは『スワロウテイル』における江口洋介の演技に対する再評価の声が絶えません。
「普段のドラマとは別次元の眼光」「中国語のイントネーションが完璧すぎて鳥肌が立った」「色気と威圧感が混ざり合った最高峰のビジュアル」といったコメントが並び、近年の重厚な演技派として活躍する彼のキャリアの起点として本作を挙げる映画ライターも少なくありません。
現在の江口洋介は、骨太な社会派ドラマから大作映画のキーマンまで幅広く演じ分ける日本屈指のバイプレーヤー・主演俳優として円熟味を増しています。20代後半というキャリアの転換期に、己のパブリックイメージを粉砕してまでリョウ・リャンキ役に身を投じた経験が、現在の揺るぎない俳優人生の強固な礎となっているのは間違いありません。