観光パンフレットやSNSで拡散される「山中湖と富士山、そして一面の花畑」という象徴的な構図の多くは、実は入場ゲートの外側にある「花畑・農園エリア」で撮影されたものです。園内は大きく分けて、道路沿いに広がる屋外の広大な花畑である無料エリアと、ゲートをくぐった先にある体験型テーマパーク施設有料エリア(清流の里)の2層構造になっています。
多くの初来園者が「チケット売り場に並ぶ必要がある」と思い込んでいますが、春のチューリップ、初夏のネモフィラやかすみ草、夏のひまわり、秋のキバナコスモスが咲き乱れる広大な畑を散策し、富士山との競演をカメラに収めるだけであれば、山中湖花の都公園の無料エリアだけで目的を十二分に達成できます。
では、なぜ有料エリア「清流の里」が存在するのでしょうか。有料エリアは、人工の落差10m・幅80mを誇る「明神の滝」、三連水車、富士山噴火の歴史を学べる「溶岩樹型地下観察体験ゾーン」、熱帯植物や珍しい蘭が通年楽しめる全天候型温室「フローラルドームふらら」などで構成されています。つまり、自然の風景美だけを求めるなら無料エリア、水辺の涼感体験や雨天時の屋内鑑賞、歴史学習を求めるなら有料エリアという明確な役割分担がなされています。