インターネット上で拡散されている情報の中には、いくつかの重大な誤解が含まれています。喉のケアを行う上で押さえておくべき代表的な盲点は以下の2点です。
1点目は、「咳止めシロップ代わりに冷たいコーラを飲む」という誤認です。コカ・コーラの原点がシロップ薬であったのは事実ですが、それは140年近く前のアメリカでの話であり、当時の処方(コカの葉やコーラナッツの抽出物)と現在の市販飲料の配合はまったく異なります。現在のコーラに医薬品のような鎮咳去痰(ちんがいきょたん)効果はありません。
2点目は、「ゼロカロリー・ダイエットコーラでも代用できる」という思い込みです。風邪の引き始めにコーラが一定の役割を果たす唯一のメリットは「即効性のある糖分(カロリー)の補給」です。人工甘味料を用いたゼロカロリー飲料ではエネルギー補給にならず、炭酸と酸味による粘膜への刺激というデメリットだけが残ってしまいます。