大手新聞やテレビ局が忖度や取材規制に縛られる中、この問題の深層に切り込んできたのは週刊文春デジタルをはじめとする週刊誌メディアであった。タブーを恐れぬ権力監視の姿勢こそが、政治ジャーナリズムの真骨頂と言える。数々の証言や関係者の告白を積み重ねる調査報道は、永田町の権力者が隠し続けてきた「もう一つの顔」を白日の下に晒し続けてきた。
メディアが果たすべき真の役割とは、表面上の記者会見や公式発表をなぞることではない。権力者が持つ絶大な力と、それに伴う倫理的な破綻を批判的に検証することにある。過熱するスキャンダル報道に対して「個人のプライベートだ」という擁護の声が上がる一方で、そこに政治資金や不透明な権力行使が絡んでいる以上、徹底的な追及をやめるわけにはいかないというジャーナリストたちの執念が、数々のスクープを掘り起こしてきたのだ。