数年前のグループ入りを経て、製造や物流のインフラには大きな質的転換がもたらされた。自社農場や契約農家とのダイレクトなネットワークが構築されたことで、従来以上に新鮮で上質な素材をタイムリーに仕入れられる体制が整ったのだ。
この変化は、商品のクオリティ向上だけでなく、日常使いしやすい価格設定の維持という形でも結実している。「上質な老舗の味を、ハレの日だけでなく毎日の生活の中で愉しんでほしい」という思想が、贅沢な素材選びと納得感のあるプライシングをしっかりと両立させた。贈答用ギフトとしてはもちろん、日々の自分への小さなご褒美として店舗に足を運ぶ若い世代が増えたのも、この改革がもたらした大きな変化と言える。