「日常の暮らしを豊かに導く」という思想は、もはや服飾の領域を大きく踏み越えている。近年特に注力されているのが、住空間や食、旅の体験に至るまでのライフスタイル全般のデザインだ。
東京や金沢の直営ショップでは、カフェやインテリア、全国から厳選された工芸品が一体となった空間体験を提供してきた。2026年には、国内の建築家と組んだ本格的な「住まいプロジェクト」が始動。オリジナルの壁紙やタイル、家具が配置された居住空間は、ファンにとって憧れの生活像となっている。着るものだけでなく、過ごす空間そのものを包み込む試みが、新しい豊かさの基準を打ち立てている。