ネット上の簡易解説サイトでは見落とされがちですが、実務文書や学術テストで最も減点されやすいのが英語月短縮形ピリオドの運用ルールです。省略形には厳密なタイポグラフィの規則が存在します。
英語におけるピリオド(.)は、「単語の途中を省略している印(abbreviation mark)」として機能します。そのため、4文字以上の単語を3文字に短縮した「Jan.」「Feb.」「Mar.」などには必ずピリオドが必要です。
ここで最大の落とし穴となるのが5月の「May」です。Mayは元々の綴りが3文字であるため、省略しようがありません。したがって、「May」の後ろにピリオドを打つのは明確な文法エラーとなります。同様に、6月の「June」や7月の「July」も4文字と短いため、スタイルガイド(AP通信スタイル等)によってはピリオドを打たずに「Jun」「Jul」と表記したり、そもそも短縮せずにそのまま書くことが推奨されるケースがあります。
また、日付の並び順における「アメリカ式」と「イギリス式」の衝突も、重大な誤解を招く火種です。
- アメリカ式(月・日・年):October 31, 2026(10/31/2026)
- イギリス式(日・月・年):31 October 2026(31/10/2026)
例えば「04/05/2026」と数字だけで表記された場合、アメリカ式では「2026年4月5日」を指しますが、イギリス式では「2026年5月4日」を意味します。国際ビジネスや航空券の予約等で致命的なトラブルを防ぐためにも、月名は数字ではなく「May 4, 2026」のようにアルファベットで明記する習慣がグローバルスタンダードとなっています。