一番上は留める?シャツのボタン留め方マナーと男女逆の真相を徹底解説

一番上は留める?シャツのボタン留め方マナーと男女逆の真相を徹底解説

一番上は留める?シャツのボタン留め方マナーと男女逆の真相を徹底解説について見逃せない 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

シャツのボタンに関する知識の中には、ネット上で誤った認識が広まっているケースが散見される。代表的な盲点を検証する。

一つ目は、ボタンダウンシャツのボタン位置ルールに関する誤解だ。「ビジネスカジュアルだから襟先のボタンを外してラフに着こなす」という主張が一部で見られるが、これは明確なマナー違反である。ボタンダウンシャツは、もともと英国のポロ競技中に馬上で風を受けて襟が顔に当たるのを防ぐために誕生したスポーツ由来のシャツである。襟先をボタンで固定することで美しいアーチ(ロール)を形成するよう設計されているため、襟のボタンを外すと形が不格好に崩れてしまう。どのようなシーンであっても、襟先のボタンは必ず留めておくのが正解だ。

二つ目は、オフシーンにおけるカジュアルシャツのボタンを開ける適正数である。「リゾート感やワイルドさを出したい」と第3ボタンまで開ける着こなしは、現代の街中では清潔感を著しく損ない、周囲に不快感を与えるリスクが高い。カジュアルシャツであっても、ボタンを開けるのは「第2ボタンまで(上から1〜2個)」に留めるのが大人の品格を保つ鉄則である。胸元が開く場合は、首元から覗かない深めのVネックやシームレスインナーを着用し、肌着の露出を徹底して防ぐ必要がある。

三つ目は、ボタンが緩んだ際の補修である。シャツのボタン付け方と縫い方において、平面的にただ布へ縫い付けるだけではすぐに取れてしまう。シャツのボタンを縫う際は、生地とボタンの間に爪楊枝を1本挟んで約2mmの隙間を作り、数回糸を通した後に糸を巻き付けて柱を作る「根巻き(ねまき)」を行う。この根巻きがあることで、ボタンホールの生地の厚みを吸収し、掛けやすく取れにくい頑丈な仕上がりとなる。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。