「水分を飛ばしても白米単体として食べるには少し柔らかすぎる」というレベルの失敗であれば、無理に白米として消費しようとせず、水分過多であることを逆手に取ったべちゃべちゃご飯のリメイクレシピへシフトするのが得策です。
通常は敬遠されがちなべちゃべちゃご飯でのチャーハンですが、事前の一工夫でパラパラの仕上がりに化体します。ボウルに柔らかいご飯を移し、あらかじめ溶き卵と少量のマヨネーズを直接混ぜ合わせておきます。卵の油分とレシチンが米粒の表面をコーティングするため、強火で熱したフライパンに投入した際、内部の余分な水分が蒸発しながらも粒同士がくっつかず、見事なパラパラチャーハンが完成します。
洋風メニューへの転換なら、べちゃべちゃご飯の濃厚ドリアや本格リゾットが最適解となります。ドリアの場合、柔らかいご飯にコンソメとケチャップ(またはバター)を混ぜて耐熱皿に敷き、ホワイトソースとたっぷりのチーズを乗せてオーブントースターで焦げ目がつくまで焼き上げます。元々が柔らかいためソースとの馴染みが抜群で、レストランのような滑らかな舌触りを楽しめます。
リゾットに仕上げる場合は、オリーブオイルとにんにくで炒めたベーコンやきのこに牛乳・コンソメスープを加え、そこにべちゃべちゃご飯を投入して弱火で2〜3分煮込むだけです。米からデンプンが自然に溶け出すため、生米からじっくり煮込んだような本格的なとろみとコクが驚くほど短時間で生み出されます。
さらに、完全に形が崩れてしまった重度の糊状ご飯には、べちゃべちゃご飯のせんべい作り方をおすすめします。すり鉢やボウルの中でご飯を軽く潰して醤油や青のり、白ごまを混ぜ込み、クッキングシートで挟んで麺棒で薄さ1mm程度まで限界まで薄く伸ばします。そのまま電子レンジで両面をカリカリになるまで約3〜4分加熱し、最後にトースターで軽く炙ることで、香ばしい本格和風せんべいへと完全再生します。