近年の音楽カルチャーにおいて無視できないのが、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の世界的大ヒットによる影響だ。劇中で描かれたライブハウスや下北沢の街並みは、海外のJ-ROCKファンにとって憧れの地となり、下北沢のライブハウス街には連日多くの外国人観光客が足を運ぶようになった。
作品を通じて日本のライブハウス文化に触れた新世代は、リアルなライブの空気感と、そこで育まれたバンドたちのヒストリーに深い共感を寄せている。かつてマニアックな地下カルチャーだった日本のインディーシーンが、国境や言語の壁を軽々と飛び越え、世界的な文化資産として認知されるに至った象徴的な現象といえる。