SNSや動画サイトでは「学校では教えてくれない神公式」として $a(p+q)$ が絶賛されていますが、指導のプロや入試採点官の視点から見ると、知っておくべき重大な落とし穴が存在します。
教科書外公式を記述解答にそのまま書くリスク
中学校の文部科学省検定済教科書には、公式 $a(p+q)$ は掲載されていません。そのため、公立高校入試や定期テストの「途中式を書かせる記述式問題」において、以下のような解答を作成すると減点、あるいはゼロ点とされる可能性があります。
❌ 危険な記述解答例:
公式 $a(p+q)$ より、
$2 \times (1 + 4) = 10$
(※教科書にない公式を無断引用しているため、採点基準によっては途中点がつかないリスクがある)
⭕ 安全な記述解答例:
$x=1$ のとき $y=2 \times 1^2 = 2$
$x=4$ のとき $y=2 \times 4^2 = 32$
変化の割合は、$\frac{32 - 2}{4 - 1} = \frac{30}{3} = 10$
(※教科書の定義に従った立式を書き、計算ミスがないかを裏で $a(p+q)$ で検算する)
裏ワザ公式は、「記号選択・答えのみを書く小問集合」や「記述式問題の確実な検算ツール」として位置づけるのが、最も安全かつ知的な受験戦略です。