ドラマ『あなたの番です -反撃編-』の最終回(第20話)で明かされた最大の謎、それはマンション「キウンクエ蔵前」で起きた連続殺人の主犯が黒島沙和(西野七瀬)であったという事実です。視聴者の多くが「何か悲しい過去や復讐の動機があるはずだ」と予想する中、提示された真相は「生まれつき他人の命を奪うことに快楽を覚えるサイコパス」という、救いようのない純粋悪でした。
黒島沙和は、交換殺人ゲームの参加者が次々とパニックに陥る様子を観察しながら、ゲームのルールを隠れ蓑にして自身の殺人衝動を満たしていました。ヒロインである手塚菜奈(原田知世)をはじめ、赤池美里・吾朗夫妻、児嶋佳世、浮田啓輔、そして甲野貴文の殺害を実行、あるいは主導した張本人です。遺体の口角を無理やり上げて「笑顔」に仕立て上げるという異常な手口は、彼女自身の歪んだ快感を象徴していました。
物語のクライマックスでは、互いに惹かれ合っていた大学院生・二階堂忍(横浜流星)をも巻き込み、主人公の手塚翔太(田中圭)を追い詰めます。しかし、最終的には二階堂の苦渋の決断と翔太の執念によって凶行を暴かれ、警察に現行犯逮捕される結末を迎えました。逮捕時にも反省の色を見せず、薄笑いを浮かべながら連行されていく姿は、日曜夜のお茶の間に強烈なトラウマと余韻を残しました。