現在の指定暴力団勢力図を見渡すと、国内最大勢力である六代目山口組、東日本を基盤とする住吉会、そして稲川会の主要3団体が依然として全体の大部分を占めている。しかし、その内部構造はかつての盤石さからはほど遠い。
頂点に立つ六代目山口組の司忍(本名・篠田建市)組長率いる体制も、長引く分裂抗争と警察当局による集中取り締まりによって強烈な打撃を受けた。さらに深刻なのが高齢化だ。構成員の半数以上が50代を超え、70代以上の組員も珍しくない。かつての武闘派組織は、いまや「老々介護」のような歪みを抱え、組織的な動員力や影響力を急速に失っている。