アメリカ国内では、半世紀以上にわたり「51番目の州」をめぐる議論が続いています。最も有力視されている候補地は、カリブ海に位置する自治領「プエルトリコ(Puerto Rico)」と、首都である「コロンビア特別区(ワシントンD.C.)」です。
プエルトリコ住民は合衆国市民権を持ちながら大統領選挙の投票権を持たず、住民投票では繰り返し州昇格を支持する結果が出ています。また、ワシントンD.C.の住民も「代表なき連邦税の課税」に反発し、第51の州「ダグラス・コモンウェルス」としての独立を求めています。
もし51番目の州が誕生した場合、国旗はどうなるのか――。実は、アメリカ陸軍紋章研究所(The Institute of Heraldry)には、「51個の星」から「最大56個の星」までを均等に配置する公式デザイン案がすでに設計・準備されています。51星のデザインは、「9個の星の列」と「8個の星の列」を交互に6列並べるパターンなどが検討されており、連邦議会が法案を可決すれば、即座に新デザインへ移行できる体制が整えられています。