二人の出会いは1980年代後半に遡ります。当時、藤島部屋(のちの二子山部屋)に所属し、厳しい稽古に明け暮れていた若き日の貴乃花氏。まだ携帯電話も普及していない時代、手紙や公衆電話を通じて純粋な想いを育んでいましたが、関取昇進に伴う環境の変化や相撲に専念するための部屋の方針などもあり、自然消滅の形で別れを迎えていました。
その後、貴乃花氏は宮沢りえさんとの世紀の婚約・破局、河野景子さんとの結婚、そして平成の大横綱への昇り詰めと引退、相撲協会退職といった激動の人生を歩みます。一方のA子さんも別の男性と結婚し、子どもを育て上げ、夫との死別を経験していました。
運命の歯車が再び動き出したのは、A子さん側からの「長年の感謝を伝える手紙」がきっかけでした。手紙を受け取った貴乃花氏が連絡を取り、約33年ぶりに再会を果たした瞬間、互いに10代当時の純粋な記憶と、年齢を重ねたからこそ通じ合える安心感を抱いたと明かされています。再会からほどなくして真剣交際へと発展し、2023年8月に都内の区役所へ婚姻届を提出する運びとなりました。