Q1:70代で血圧の「上」が145、「下」が70です。すぐに薬を増やすべきでしょうか?
A1:慌てて薬を増やす必要はありません。75歳以上の後期高齢者であれば、家庭血圧が135〜140mmHg前後であっても、ふらつきなどの症状がなく臓器障害がなければ許容範囲内と判断されることが多々あります。まずは朝晩の家庭血圧を2週間分記録し、その手帳を主治医に見せて総合的に判断を仰いでください。
Q2:血圧の上が160あっても自覚症状がまったくありません。放置しても大丈夫ですか?
A2:放置は極めて危険です。高血圧は「サイレントキラー(静かなる暗殺者)」と呼ばれ、自覚症状がないまま脳や心臓の血管を蝕み続けます。家庭血圧で日常的に上が150〜160を超えている状態は、いくら元気であっても脳出血や心不全のリスクが跳ね上がっている状態です。速やかに循環器内科やかかりつけ医を受診してください。
Q3:降圧剤を一度飲み始めると、一生涯やめられないというのは本当ですか?
A3:一生やめられないとは限りません。減塩(1日6g未満目標)、肥満解消、適度な有酸素運動、禁煙や節酒などの生活習慣改善が功を奏し、血管の抵抗が減れば、薬の量を減らしたり休薬に至ったりする患者は臨床現場に多数存在します。また、加齢に伴い過降圧が目立つようになった場合も、医師の指導のもとで安全に減薬が行われます。