死者の国でミゲルが出会うガイコツたち。彼らの大半は、ミゲルが属するリヴェラ一族の先祖たちだ。骨だけの姿でありながら、生前のトレードマークや性格がそのままデザインに反映されている。
まず圧倒的な威厳を放つのが、一族の家長である高祖母「ママ・イメルダ」だ。音楽を禁じ、靴職人として家族を守り抜いた彼女は、死後も強いリーダーシップで一族を束ねている。紫のドレスと毅然とした立ち振る舞いが印象的だ。
その周囲を固める親族たちも個性豊かだ。心優しく眼鏡をかけた曾祖父の「パパ・フリオ」、恰幅がよく陽気な叔母「ロシータ」、細身で少し神経質な叔母「ビクトリア」、そして息の合った掛け合いを見せる双子の叔父「オスカルとフェリペ」。彼らは生前の服を身にまとい、死者の国でも家族として助け合いながら暮らしている。
そして忘れてはならないのが、みすぼらしい身なりで死者の国をさまようガイコツ「ヘクター」と、誰からも忘れ去られようとしている老人「チチャロン」だ。骨のきしみや欠け具合にすら、彼らが辿ってきた過酷な境遇がリアルに刻まれている。