検索エンジンでスマートの中古車を調べると、サジェストに「故障」という単語が頻繁に現れます。現場の整備記録やオーナーの体験談を精査すると、スマート中古車故障しやすい理由には歴代モデル特有の構造的背景があることが判明しています。
初代(450系)および2代目(451系)に採用されたロボタイズドMT(ソフタッチ)は、MTのクラッチ操作をアクチュエーターが自動で行う仕組みです。これが長年の使用でアクチュエーターの摩耗や調整ズレを起こし、変速ショックの悪化やギアが入らなくなるトラブルを引き起こしました。さらに、ルノーと共同開発された第3世代(453系)ではDCT(デュアルクラッチ)へ進化し走行フィールは劇的に向上したものの、DCT特有の制御モジュールやクラッチジャダーなど、スマートツインミックトランスミッション故障を懸念する声が一定数存在します。
エンジンが車両後部下に収まるRR(リアエンジン・リア駆動)レイアウトゆえに熱がこもりやすく、補機類のゴムホースや樹脂パーツの劣化が早まりやすい点も留意すべきポイントです。これらは「定期的な予防整備を怠ると不具合に直結する」という欧州車の基本設計に起因しており、適切なメンテが行われてきた個体であれば過度に恐れる必要はありません。