本作をきっかけに芸能界の階段を駆け上がった代表格といえば、志田未来と伊藤沙莉の2人です。
当時12歳だった志田未来は、阿久津真矢の理不尽な重圧に涙を流しながらも立ち向かう神田和美役を熱演。放送翌年の2006年には連続ドラマ『14才の母』(日本テレビ系)の主演に大抜擢され、社会現象を巻き起こしました。その後もスタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』での声優主演や数々のドラマ・映画で主演を歴任。30代を迎えた現在も、清潔感と確かな演技力を兼ね備えた唯一無二のポジションを堅持しています。
一方、同級生・田中桃役を演じた伊藤沙莉のブレイクスルーは、長期にわたる下積みを経たドラマチックなものでした。子役時代から独特のハスキーボイスと卓越したコメディセンスで現場の評価は高かったものの、長らく主役の脇を固めるポジションが続きました。しかし、映画『ちょっと思い出しただけ』での主演や、NHK連続テレビ小説『虎に翼』でのヒロイン抜擢により、名実ともに日本を代表するトップ女優へと飛躍。当時の共演者たちが「現場で最も度胸があった」と口を揃える勝負強さが、現在の栄光へと結実しています。
また、男子生徒の中心だった真鍋由介役の松川尚瑠輝は、大河ドラマ『新選組!』などを経て実力派俳優へと成長。佐藤恵里花役の梶原ひかりも、映画『冷たい熱帯魚』などディープな世界観を持つ作品で異彩を放つ演技派として重宝されています。さらに同世代として頭角を現した前田公輝(特別編や関連作を含む同世代の盟友)も、朝ドラやアクション大作『HiGH&LOW』シリーズなどで独自のキャリアを築き上げています。