広大な園内には複数の大型ハウスが建ち並び、エリアごとに異なる品種が栽培されている。甘さと酸味の絶妙なグラデーションを味わい尽くすには、ハウス内を回る順番が極めて重要だ。
最初は糖度が高く酸味が控えめな品種から口にし、徐々に酸味とコクの強い品種へと移動していくのが、味覚を飽きさせないプロのルートだ。ハウス奥側の列は手前に比べて来園者の手が届きにくく、大粒の完熟果実が残されている確率が高い。
ヘタの根元まで深く赤く染まり、表面の種が埋もれるほどパンパンに膨らんでいる果実こそが、完熟の証。一粒一粒の個性を噛みしめながら効率よく巡ることが満足度直結のポイントだ。