国内市場が人口減少とデフレマインドの残滓に揺れる中、高木氏の視線は早くから海を越えていた。その試金石となったのが「ロピア台湾進出プロジェクト」である。
2023年、台中市の「ららぽーと台中」への出店を皮切りにスタートした台湾展開は、現地の流通業界に凄まじいインパクトを与えた。日本の和牛や旬の果物、こだわりの加工食品を日本と同等のクオリティと手頃な価格で提供。連日長蛇の列を作り出し、瞬く間に台北や桃園など複数店舗への多角展開へと結実した。
現地化を進めつつも、ロピアの核である「食のテーマパーク」という体験価値は一切崩さない。台湾での大成功を足がかりに、東南アジアをはじめとするグローバル市場への進出ロードマップが着々と進行している。