三浦璃来選手がペアスケーターとしての第一歩を踏み出したのは、2015年に市橋翔哉選手とペアを結成したことが始まりでした。「りくしょう」の愛称で親しまれたこのペアで全日本ジュニア選手権を制し、世界ジュニア選手権や四大陸選手権に出場するなど、着実に実力を蓄えていきます。しかし、競技レベルが上がるにつれて生じる技術的な課題や将来の方向性の違いから、2019年夏に発展的解消を選択することとなりました。
パートナー不在となり進路を模索していた三浦選手に訪れた転機が、当時同じくパートナーを探していた木原龍一選手とのトライアウトでした。2019年夏、カナダで初めて組んで滑った瞬間、木原選手は「滑り出した瞬間に『この子だ』と確信した」と語り、三浦選手も「これまでにない滑りやすさを感じた」と振り返っています。まるでパズルのピースが完璧に合致したかのような出会いが、日本フィギュア史を変える「りくりゅう」誕生の瞬間でした。