この一連の騒動に対し、当事者であるイラストレーターneco氏およびSHIFT UP側はどのような対応をとったのでしょうか。両者の公式なリアクションを検証します。
まず、neco氏本人は公式Twitter(現X)等の公の場で、NIKKEやSHIFT UP社を名指しして非難したり、法的措置を予告したりするような攻撃的な声明は一切出していません。クリエイター自身のスタンスとして、過度な泥沼化を避け、自身の個展や新規プロジェクトに注力する姿勢を貫いています。一部のファンからの心配の声に対しても、冷静かつプロフェッショナルな距離感を維持しました。
一方のSHIFT UP側も、本件に関する個別の謝罪や釈明リリースなどは行っていません。ゲーム開発において、先行する人気作やトレンドクリエイターの作風をリファレンスボード(制作時の参考資料)として社内共有することは業界内で一般的に行われている慣習であり、法的な著作権侵害に該当しない限り公式見解を出さないのがグローバルパブリッシングの通例であるためです。
結果として、法廷闘争やクリエイター間の直接的な対立に発展することなく、ネット上のコミュニティ内での議論にとどまる形で沈静化へ向かいました。