「卒業式の花束を当日朝に花屋へ買いに行ったら、1時間待ちと言われた」「店頭の花がほとんど売り切れていた」というトラブルは毎年後を絶ちません。計画的な準備スケジュールと、当日の美しい立ち居振る舞いを押さえておきましょう。
■ 予約は「2週間前〜遅くとも1週間前」までに完了させる
生花店にとって3月は、卒業式、送別会、彼岸が重なる年間最大のピークです。希望する色味や特定の花材(チューリップや特定カラーのガーベラなど)を使いたい場合、生花の市場仕入れスケジュールに合わせるため、式の2週間前に予約を入れるのが理想的です。特に部活などで10本以上の一輪ギフトを注文する場合は、早めの確保が必須となります。
■ 当日のスマートな渡し方とマナーの所作
花束を渡す際、ただ手渡すだけでは味気ありません。相手の心に一生残るシーンにするための基本動作は以下の通りです。
- 正面を相手に向ける:ラッピングの結び目や花の最も美しい面(正面)を相手に向けて構えます。
- 左手を茎の下部に添え、右手でふわりと支える:両手で包み込むようにして持ち、相手の胸の高さあたりに差し出します。
- 言葉を添えて渡す:「ご卒業おめでとうございます。先輩の背中を追えて幸せでした」「〇年間、本当にありがとう」など、3秒〜5秒の簡潔で心のこもったメッセージを添えます。長時間の立ち話は混雑の原因になるため、一言に凝縮するのがマナーです。