ワイドパンツ全体のバランスを決定づける最後の関門が、裾周りとシューズの接続部分です。裾幅が26〜30cm近くあるワイドシルエットでは、靴のボリューム選びを一歩間違えると下半身全体が短く鈍重に見えてしまいます。
最も推奨されるのは、「甲部分の肌が露出するフラットサンダルやTストラップサンダル」です。裾の広がりに対して足の甲をすっきりと見せることで、視線が抜け、足首の細さが間接的に強調されます。ヒールを合わせる場合は、太いチャンキーヒールよりも、セットバックされた細身のヒールやポインテッドトゥを選ぶと、ワイドパンツの重みに対してシャープな緊張感が加わります。
スニーカーを合わせる際は注意が必要です。ハイテク系や厚底のダッドスニーカーをそのまま合わせると、ワイドパンツの裾が靴の上に乗っかってクッション(裾だまり)を作り、足元に過剰な重量感が集中します。スニーカーを合わせる場合は、キャンバス地のローテク(コンバースや薄底ジャーマントレーナーなど)を選び、裾はワンクッションさせずハーフクッションかジャスト丈で止めるのが鉄則です。