物語の筋立てを説明しようとしても、まともなストーリーラインを見出すこと自体が困難なのが本作の特徴です。
中心人物となるトニオちゃんは、一見すると無邪気な子どものようでいて、その言動は狂気そのもの。周囲の人間を巻き込みながら、脈絡のない破壊活動や奇声、予測不能なアクションを連発します。そこに絡むのは、画太郎作品でおなじみの「ババア」や、理不尽に命を落とすモブキャラクターたち、そしてツッコミ役として翻弄される周囲の大人たちです。
同じコマやセリフが延々と何ページも繰り返される「コピペ(天丼)描写」、登場人物が突然トラックに轢かれて爆死する超展開、登場人物同士の罵詈雑言の応酬など、徹頭徹尾ブレーキの壊れたジェットコースターのような構成で突き進みます。