摩擦力アップの裏ワザでもビクともしない中度から重度の潰れには、専門メーカーが開発したレスキューツールの投入が不可欠です。その代表格が、株式会社エンジニアが開発した特殊プライヤー「ネジザウルス」シリーズです。通常のペンチが横溝構造であるのに対し、ネジザウルスは先端の内側に縦溝加工が施されており、ネジの頭を垂直・斜めの両方向から強力に噛み込んでロックします。
ネジザウルスの使い方における最大のコツは、先端のくぼみ部分をネジ頭の円周に対して深く直角に噛ませ、握力をしっかりかけた状態で手首をゆっくりひねることです。トラスネジのように頭の厚みが薄いネジであっても、最新モデル(PZ-58やPZ-59など)であればわずか0.5ミリの引っかかりを確実に捉えて回転させます。
一方、ネジ頭が部材に完全に埋まり込んでいる皿ネジや、なめた六角穴付きボルトに対しては、ネジザウルスで掴むことができません。この局面で威力を発揮するのがネジ外しエキストラクターです。エキストラクターはドリルドライバー等の先端に装着し、まずドリル刃側でなめたネジ頭に逆回転で下穴を開け、次に反転させた逆ネジタップ側を食い込ませることで、反時計回りの回転力を利用してネジを強制的に引き抜くプロ仕様の治具です。