描画のプロが明かす!イラスト用タッチペン選びと神コスパの真実

描画のプロが明かす!イラスト用タッチペン選びと神コスパの真実

描画のプロが明かす!イラスト用タッチペン選びと神コスパの真実にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

今回、編集部では主要なイラスト用タッチペン12機種をスタジオに集め、高速カメラ(1000fps)を用いた入力遅延測定と、荷重測定器によるON荷重(描線が反応する最小の筆圧)のブラインドテストを実施した。メーカー公称スペックの裏に隠された実測データを独占公開する。

検証結果で最も顕著な差が出たのは「ON荷重」の数値だ。フラッグシップ機はわずか1g未満の荷重でかすれることなく描画を開始したが、5,000円前後のサードパーティ製格安ペンの一部は描画開始に3g〜5g以上の押し込みを要した。この数グラムの差が、長時間の作画における指の疲労感や、毛先の繊細な抜き stroke の精度に決定的な差を生む。

しかし、安価なモデルがすべて劣っているわけではない。検証で浮上した「コスパ最強モデル」は、純正品の3分の1以下の価格でありながら、遅延速度9.2ms、ON荷重1.5gという上位機種に迫る数値をマークした。パームリジェクション機能や傾き検知の精度も実用十分で、ラフやアニメーションの下描き、同人誌制作のエントリー層にとっては純正を凌駕するコストパフォーマンスを証明した。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。