バレイヤージュを検討する上で最も警戒すべきなのが、「格安クーポン」に潜むリスクです。ネット上では「1万円以下でバレイヤージュができる」といった魅力的な広告も見受けられますが、ここには技術的な落とし穴が存在します。
バレイヤージュは美容師の技術格差が最も顕著に現れるジャンルです。適切な刷毛の角度、ブリーチ剤の塗布量、コーミングの強弱を熟知していない施術者が担当した場合、以下のような典型的な失敗(事故)が発生します。
- 横段ムラ(バブル痕・ブリード):ブリーチの境目がボケずにクッキリと横線状に残ってしまう現象。
- 根本のオレンジ味の残留:ブリーチの抜けが甘く、根本付近が不自然な赤茶色に濁る失敗。
- 重度の断毛・ビビリ毛:放置時間の管理不足により、毛先がチリチリに傷んで千切れてしまうトラブル。
一度こうした失敗が起きると、それを直すためのバレイヤージュ失敗直しの費用は25,000円〜40,000円以上に跳ね上がります。ムラになった部分だけにピンポイントでブリーチや暗髪染料を塗り分ける「履歴修正」は、通常のカラーよりもはるかに難易度が高く、施術時間も5時間を超えるケースが珍しくありません。
初期費用を数千円ケチった結果、修正のために数万円の出費と大きな髪のダメージを背負うことになるのが格安施術の最大の盲点です。