ネット検索やSNS上で「枕営業 画像」と検索すると、ベッド上で撮影されたとされる不鮮明なスナップや、ホテルの一室とおぼしき場所でくつろぐタレント風の人物の姿が多数ヒットします。結論から言えば、これら出回っている枕営業の証拠写真の圧倒的多数は完全なデマ、あるいは意図的に文脈をすり替えたフェイクコンテンツです。
その実態を調査すると、驚くべき手口が見えてきます。大手写真素材サイトである「写真AC」や「PIXTA(ピクスタ)」では、広告やイメージカット用として「枕営業」「ビジネスの密会」といったタグが付けられた高品質なロイヤリティフリー写真素材が数百点規模で公式に販売・配布されています。悪質なアフィリエイトサイトやゴシップ系YouTubeチャンネル、SNSのアカウントは、こうした商用素材のモデル画像を意図的にトリミングし、画質を荒く加工(モザイクや露出補正)した上で、「某有名アイドルの流出ベッド写真」と偽って拡散しているケースが後を絶ちません。
さらに、番組の打ち上げや所属事務所の公式な忘年会、知人同士のプライベートな会食風景が流出した際、隣に座っているプロデューサーや関係者とのツーショットだけを切り抜き、「これが業界の裏取引の証拠だ」とキャプションを捏造する手法も頻発しています。真偽を確かめないまま拡散されるネットの反応が、無関係な一般人やタレントの名誉を著しく傷つける二次被害を生み出しているのが現状です。