ツボ押しで確実な効果を出すための最大の鍵は、正確なツボの位置を捉え、適切な力加減と呼吸に合わせて刺激することです。副鼻腔炎や蓄膿症の諸症状にダイレクトに作用する5大特効ツボの特徴と指圧手順をまとめました。
【鼻づまりの特効薬】蓄膿症の定番「迎香」と「鼻通」の合わせ技
「迎香(げいこう)」は、香りを迎えるという名の通り、鼻の通りを瞬時に開通させる代表格のツボです。小鼻の最も張った部分の両脇にある浅いくぼみに人差し指を添え、鼻の中心に向かって押し込むのではなく、顔の骨の内側へ向けて少し押し上げるように力を加えるのが最大のコツです。
さらに効果を高めるなら、迎香の少し上、鼻骨の硬い骨の両脇にある「鼻通(びつう・上迎香)」も同時に刺激するのが効果的です。人差し指の腹を使い、迎香から鼻通にかけて上下に20〜30回ほど優しく摩擦するようにさすると、摩擦熱と刺激で鼻粘膜の腫れが引き、スーッと空気の通り道が生まれます。
【眉間の痛みを遮断】鼻づまりと頭痛を抑える「印堂」
副鼻腔炎のなかでも前頭洞(額の奥)や篩骨洞(目と目の間)に炎症が及ぶと、眉間に鉛を詰められたような鈍重感が生じます。このエリアの不快感を遮断するのが、眉間の中央に位置する「印堂(いんどう)」です。
息をゆっくり吐きながら、指の腹で頭の中心に向かって静かに圧をかけていきます。痛気持ちいい強さで5秒キープし、息を吸いながら力を抜く動作を3回繰り返すことで、三叉神経の興奮が鎮まり、眼精疲労を伴う頭重感がスッキリと軽くなります。
【万能の鎮痛穴】全身の血流を呼び込む「合谷」
「顔面の疾患は合谷に求めよ」と古くから伝えられるほど、手の甲にある「合谷(ごうこく)」は首から上の炎症や痛みに強力な鎮静作用を発揮します。副鼻腔炎による歯の浮くような痛みや頬の圧迫痛、鼻水が止まらない状態全般にアプローチできます。
親指と人差し指の骨が合流する谷間に反対側の親指を潜り込ませ、人差し指の骨のキワを押し上げるようにグリグリと刺激します。少し響くようなズーンとした痛みを感じる場所がツボの芯です。深呼吸をしながら左右各1分ほど指圧してください。