「畑をもっと身近に感じてほしい」――この明確な理念のもとにリニューアルオープンして以来、道の駅ピア21しほろは公式に「日本一、町民に必要とされる道の駅」という目標を掲げています。多くの観光施設が都市部からの旅行者ばかりに目を向ける中、同駅はまず「士幌町の住民が毎日でも通いたくなるコミュニティの拠点」を目指して空間やサービスを再構築しました。
館内に足を踏み入れると、牛舎やサイロをモチーフにした温かみのある木造トラス構造の大空間が広がります。農業大町としての誇りをデザインに昇華させ、畑の土の匂い、収穫の喜び、生産者の顔が自然と伝わる仕掛けが随所に施されています。地元客が日常的に野菜を買い、珈琲を飲みながら談笑する活気そのものが、外から訪れる旅行者にとって「本物の十勝カルチャーに触れる特別な体験」として機能している点こそ、圧倒的な高評価を生み出す根源的な理由です。