人類の進化図は間違いだらけ?直立一本道の嘘と最新の系統樹を暴く

人類の進化図は間違いだらけ?直立一本道の嘘と最新の系統樹を暴く

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かつて教科書で直線上に置かれていた代表的な種が、実際にはどのような年代に位置し、どのような脳容積と生態を持っていたのか。最新の古人類学データに基づいて整理した比較一覧が以下の表です。

進化ステージ/代表種推定生息年代・推定脳容積身体特徴・文化・行動様式最新研究の結論・評価猿人期
アウストラロピテクス・アファレンシス約390万〜290万年前
約400〜500 cc完全な直立二足歩行。樹上生活への適応を残す長い腕。原始的石器の使用兆候。「脳の巨大化より先に二足歩行が始まった」ことを証明。ホモ属の直接祖先候補。原人期
ホモ・エレクトス(エルガステル含む)約190万〜11万年前
約750〜1,200 cc現代人と極めて近い体格比率。アシュール文化(握斧)の展開。走行動態の確立。最初のアフリカ脱出を敢行。極めて長期間繁栄し、約10万年前までインドネシアに遺存。旧人期
ホモ・ネアンデルターレンシス約40万〜4万年前
約1,300〜1,700 cc頑丈な骨格、寒冷地適応。死者の埋葬儀礼や装飾品の利用、色彩壁画の制作。ホモ・サピエンス以上の平均脳容積。知的能力は極めて高かったことが判明。旧人期(新系統)
デニソワ人約30万〜5万年前(化石断片のみ)
(脳容積は未確定・大型と推測)シベリアやチベット高原などの高所に適応。大型の歯牙。高度な骨角器技術。DNA解析発の研究。シベリアから東南アジア、オセアニアに至る広範に分布した。新人期(現生人類)
ホモ・サピエンス約30万年前〜現在
約1,200〜1,500 cc華奢な骨格、明瞭なオトガイ(下顎前突)。シンボル化能力と広域交易網。唯一生き残った種。過去の人類種と交雑しながら世界中へ拡散していった。

表の数値データを眺めるだけでも、脳容積が時代順に単純増加したわけではないことが明白です。旧人であるネアンデルタール人の平均脳容積(約1,450cc)は、平均的な現代人(約1,350cc)よりも明らかに大きかったのです。「脳容積が大きいほど優れた人間だから生き残った」という説明は、科学的な事実によって完全に論破されています。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。