SNSは災害発生時の即時性に優れている反面、誤解やデマが混ざりやすい構造的な弱点を持っています。火災速報をX等で追う際には、以下の盲点に十分注意しなければなりません。
第一に、「過去の火災動画の再投稿や別地域の映像の混入」です。インプレッション獲得を目的とした悪質なアカウントが、過去の火災事故映像をあたかも今回の坂戸市の現場であるかのように拡散するケースが後を絶ちません。投稿者の位置情報や周辺の建造物、標識などを冷静に見極める必要があります。
第二に、「出火原因や被害者に関する根拠のない噂話」です。「〇〇が原因らしい」「逃げ遅れが多数いる」といった真偽不明の情報は、現場の混乱を煽り、当事者や関係機関への著しい迷惑となります。原因究明や被害の全容は、警察および消防による合同実況見分を経た公式発表・報道各社の取材データのみを信じる姿勢が鉄則です。